AGCO、Agility Roboticsと契約 2027年からカンザスでDigitを試験導入
AGCOとAgility Roboticsは、2027年からカンザス州ヘストンの工場でDigitを試験導入する商用契約を結んだ。対象は部品の仕分け・積み上げとトートの配置で、Agilityの顧客リストにはToyota、GXO、Schaefflerに続いてAGCOが加わる。
農業機械メーカーのAGCOとAgility Roboticsは10月20日、カンザス州ヘストンのAGCO生産拠点でヒューマノイド「Digit」を試験導入する商用契約を結んだ。作業開始は2027年を見込む。まず部品の仕分けと積み上げ、保管用のトート(コンテナ)の配置を担い、AGCOは反復的で身体的負荷の大きい作業を人から切り離すという人間工学的な安全を軸に据えている。
読むべき細部は受注の形だ。Agilityの顧客リストにはToyota、GXO、Schaeffler、AGCOが並び、発表された作業は2026年の製造業パイロットのほぼすべてと同じ短いリスト——仕分け、積み上げ、トートの移動——に収まる。これは実際に定着しつつある用途の的確な描写だが、多くの倉庫では固定式自動化や自律移動ロボットがすでに担っている作業でもある。AGCOは柔軟で人間中心のワークフロー向けにヒューマノイドを検討していると説明する。コンベヤーや協働ロボットが最も苦手とする部分だ。
2027年開始と名指しされたパイロット
契約には台数も価格体系も書かれておらず、規模は未確定の変数だ。2027年の開始は、AgilityがDigit 5の初回納入を見込む年と同じになる。Digit 5は24時間のうち20時間以上働けるとするモデルで、Nyoboltの電池は9分で充電して90分稼働する。稼働と充電の比は10対1で、Digit 4の2対1から大きく改善する。Agilityの将来見通しに関する記述はDigit 5とAGCOとの協業を関連づけているが、発表はこのパイロットで使うモデルを特定していない。時期が重なることを特定モデルへの確約とみなすのは、発表の範囲を超える。
またAgilityは、実環境でのDigitの稼働が6万5000時間を超えるとしている。デモを出し続けているヒューマノイド各社と一線を画す数字だ。同社はChurchill Capital Corp XIとの事業統合による上場を準備している。
分岐点は2027年の開始と、AGCOが台数、そしてスループットを伴うタスクリストを公表するかどうかだ。
出典 出典確認済み
- 1.AGCO: AGCO and Agility Robotics Advance Smart Manufacturing with Humanoid Robot Pilot in Hesston, Kansas, Facility (Oct 20, 2026)news.agcocorp.com
- 2.Agility Robotics: AGCO and Agility Robotics Advance Smart Manufacturing with Humanoid Robot Pilot in Hesston, Kansas, Facility (Oct 20, 2026)agilityrobotics.com
- 3.GlobeNewswire: AGCO and Agility Robotics Advance Smart Manufacturing with Humanoid Robot Pilot in Hesston, Kansas, Facility (Oct 20, 2026)globenewswire.com
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