DEWALTの掘削ロボDALE、38万5000穴を突破、1フェーズの短縮は8週から約6.8週に
DEWALTは、August Roboticsと共同開発した下方掘削ロボットDALEが、データセンター建設の44フェーズで38万5000穴を超えて掘削し、工期を300週以上短縮したと発表した。10月16日の発表でDALEはTIMEの「Best Inventions of 2026」にも選ばれた。DEWALTが示す精度の数字は1月の99.97%から10月には「99%超」に変わった。
DEWALTの下方掘削ロボットDALEは、データセンター建設の44フェーズで38万5000穴を超えて掘削し、工期を300週以上短縮したと同社が10月16日に発表した。TIMEの「Best Inventions of 2026」ロボティクス部門に選ばれた日のことだ。
累計が伸び続けているのは、DALEが掘削するフェーズ数が増えているからだ。DEWALT自身の数字をたどると、1フェーズ当たりの短縮週数は1月の発表時の8.0週から、7月の商用発売時の約7.3週、そして10月の約6.8週へと下がっている。同社が示す精度も99.97%から「99%超」に緩んだ。
顧客1社のパイロットから7月の商用受注へ
DALEが商用受注に対応したのは7月9日だ。Stanley Black & DeckerのTools & Outdoor部門プレジデント、Bill Beck氏はそれ以前の取り組みを「世界で最も影響力のある技術リーダーの1社との1年にわたるパイロット」と呼んだ。DEWALTは1月20日、ラスベガスのWorld of Concreteでこのロボットを初めて披露し、ハイパースケーラー1社とのパイロットで10フェーズにわたり80週を短縮したと説明した。このロボットは、サーバーラック用ストッパーや、頭上の機械・電気・配管設備を支える構造脚のために数千の穴を掘る。
DEWALTはDALEを「世界初のフリート対応の下方掘削ロボット」と呼ぶ。August Roboticsの自律型フリート対応プラットフォーム上で動き、急速交換バッテリー、24時間掘削のための遠隔監視、自動集塵、AIによる品質保証を備える。August Roboticsは2017年設立のモバイルロボティクス企業だ。
フェーズの縮小が1フェーズ当たりの低下の一部を説明する
この低下を減速と読むことへの最も強い反証は、フェーズ自体が小さくなったことだ。1フェーズ当たりの穴数は1月の9000から10月には約8750に減り、これが低下の一部を説明する。1万穴当たりの短縮週数も約8.9週から約7.8週に下がったので、フェーズの大きさだけが理由ではない。DEWALTは1フェーズ当たりの短縮量が一定だと主張したことはなく、累計の短縮週数は各発表で増えている。
DEWALTが次に公表する累計で、パイロット先のハイパースケーラー以外の顧客名が挙がれば、7月の商用発売が数字に表れ始める。10月16日の発表に顧客名はない。
1月時点でDALEは10フェーズで80週を短縮し、9万穴超で99.97%の精度を報告していた。10月までには44フェーズで300週超を短縮し、38万5000穴超で「99%超」の精度を報告している。
出典 出典確認済み
- 1.PR Newswire: DEWALT and August Robotics' Downward Drilling Robot Named to TIME's Best Inventions of 2026 (Oct 16, 2026)prnewswire.com
- 2.DEWALT newsroom: Revolutionizing Construction: Introducing the World's First Fleet-Capable Downward Drilling Robot, Now Commercially Available to Accelerate Data Center Construction (Jul 9, 2026)dewalt.mediaroom.com
- 3.DEWALT newsroom: DEWALT Unveils the World's First Downward Drilling, Fleet-Capable Robot to Accelerate Data Center Construction (Jan 20, 2026)dewalt.mediaroom.com
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