Foundry Robotics、1億ドルのシリーズAで自社運営の自律組立工場を拡張
今年カリフォルニア州エメリービルで創業したFoundry Roboticsが、Marlinspike Partners主導で1億ドルのシリーズAを調達した。売るのはロボットではなく組立能力で、最初の狙いは防衛向けハードウェアだ。
Foundry Roboticsは10月28日、Marlinspike Partnersが主導する1億ドルのシリーズAを調達したと発表した。初期から出資するKhosla VenturesとRed Glass Venturesに加え、新たにSE Ventures、Wing VC、Axiom Venturesが参加し、既存株主のHanabiとZero Shot Fundも出資した。RuntimeWireによると、評価額は明らかにしていない。
Foundryはロボットを売らない。工場を自ら所有・運営し、売るのは生産そのものだ。同社によると、顧客は設計を持ち込めば数週間で量産に入れ、新しい生産ラインや設備の改修に投資する必要がない。つまり同社はロボットセルで動く受託製造会社であり、セルはFoundryOSと呼ぶエージェント型システムが束ねる。事業の成否を決めるのは、13万平方フィートの工場を埋め続けられるかどうかだ。2026年創業の同社は、カリフォルニア州エメリービルのこの拠点で製造面積が20倍になったとしており、調達資金は工場の整備、AIモデルの現場導入、採用に充てる。
最初に挙げる需要は防衛だ。リリースに並ぶ製品はドローン、水中ビークル、ワイヤーハーネス、自動運転車のサブアセンブリー、人工衛星など。HII Unmanned Systemsのドゥエイン・フォザリンガム社長はリリースで「生産能力は、無人システムを艦隊に届けるうえで国全体の制約になっている」と述べた。
出典 出典確認済み
- 1.Foundry Robotics via Business Wire (Yahoo Finance), Oct 28, 2026: Foundry Robotics Raises $100 Million Series A to Build America’s First Autonomous Factory for Assemblyfinance.yahoo.com
- 2.RuntimeWire, Oct 28, 2026: Foundry Robotics raises $100M to build a factory for complex assemblyruntimewire.com
この記事を共有
ロボットに関心のある知り合いに送りましょう。
関連記事
産業用ロボットの記事をもっと見る北米のロボット受注、2026年Q3は24.8%増の1万989台 A3調べ
A3によると、2026年Q3の自動車部品向けロボット受注は90.4%増、半導体・エレクトロニクス向けは97.6%増。自動車OEM向けは7.5%増えたが、9カ月累計では前年同期を17%下回っている。Q3の受注は1万989台、7億2350万ドル。
トランプ大統領、ロボット関税を先送り Section 232認定受け180日交渉を指示
トランプ大統領は、輸入されるロボットや産業機械、その部品が米国の国家安全保障を脅かすとする商務長官の認定に同意し、商務省と通商代表部(USTR)に通商相手との協定交渉と180日以内の報告を指示した。大統領令は関税を課しておらず、関税や課徴金、数量割当、手数料、米国生産への投資促進制度を将来の措置として挙げている。
ANYbotics、防爆環境向け四足点検ロボ「ANYmal X」の出荷を開始
スイスのANYboticsが、爆発性雰囲気で使える四足歩行の点検ロボットANYmal Xの顧客向け出荷を始めた。最初の納入先にはEquinorとDSM-Firmenichが含まれる。ゾーン1・2のATEX認証を取得済みで、IECEx認証は量産開始後になる。
ニュースレター
Robrief Weekly
重要なロボットニュースを週1回お届け。無料・いつでも解除できます。