Google DeepMind、ハードウェア新チームの入るロボティクス研究所をウォータータウンに建設
Google DeepMindはボストン・グローブ紙に対し、マサチューセッツ州ウォータータウンの200 Talcott Ave.、Arsenal on the Charlesビルでロボティクス研究所を建設中だと明かした。今夏に結んだ賃貸契約は3万5000平方フィート。2025年にDeepMindのハードウェア部門を率いるため入社したボストン・ダイナミクス出身のアーロン・サンダース氏によれば、研究所には新しいハードウェアチームが入り、機械工とエンジニアを採用し、建設は2027年に完了する予定だ。
Google DeepMindは10月15日、マサチューセッツ州ウォータータウンにロボティクス研究所を建設中だとボストン・グローブ紙に明かした。入居先はArsenal on the Charlesビルの200 Talcott Ave.で、ウォータータウン市の許可記録によれば、Googleは今夏この場所で3万5000平方フィートの賃貸契約を結んだ。建設は2027年に完了する予定だ。
DeepMindはロボット向けソフトウェアの供給元から、ロボットのハードウェアを自社でつくる側へ移りつつある。それを見分ける手がかりは、ウォータータウンが、他社のロボット上で動くまた別のGemini Roboticsモデルではなく、DeepMindが設計した機械を生み出すかどうかにある。これまでのロボティクス事業の中心は、自前の機械よりもGemini RoboticsモデルとフィジカルAIソフトウェアだった。
ボストン・ダイナミクスから集めたハードウェアチーム
アーロン・サンダース氏はウォルサムに本拠を置くボストン・ダイナミクスに22年勤め、最高技術責任者(CTO)を務めた。2025年、ハードウェアエンジニアリング担当副社長としてDeepMindに入社した。今週LinkedInへの投稿で、この1年かけて築いたチームについて「このチームを収め、ロボティクスを次の段階に引き上げる一流のラボをつくる」と書き、場所を「ケンブリッジ周辺」としている。投稿によれば、DeepMindは機械工とエンジニア、研究者を採用し、2027年により多くの発表を予定している。
採用する職種がその証拠になる。モデルの訓練だけをする組織に機械工は要らない。サンダース氏はボストン・ダイナミクスでBigDog、Spot、Atlasに携わった。ボストン・グローブ紙は、DeepMindが歩いて話し、棚から品物を取る、ゴミ袋を封じるといった作業をこなすヒューマノイドを含むロボットにGeminiを載せようとしていると報じている。The Vergeは、GoogleがAlphabetの野心的なロボティクス事業Intrinsicも吸収すると報じた。
賃貸契約にロボットは付いてこなかった
賃貸面積は、今月初めにトヨタ系スピンオフのWalden Roboticsが契約したケンダル・スクエアの5万平方フィートを下回る。Walden Roboticsの製品はヒューマノイドだ。サンダース氏の投稿にもボストン・グローブ紙の記事にも、DeepMindの新しいロボットの名前はない。Googleはボストン・グローブ紙へのコメントを拒否した。Googleはすでにケンダル・スクエアに現地従業員約2000人のオフィスを持ち、Tutor Intelligenceはウォータータウンにある。OpenAIのサム・アルトマン氏は、OpenAIは「必ずヒューマノイドをやる」と述べている。ハードウェアは今や公然の戦線になった。
ウォータータウンのチームが主にGemini Roboticsモデル向けの試験装置をつくるのなら、この賃貸契約は研究スペースとして読める。そこからDeepMindの機械が出てくれば、同社は売るものを変えたことになる。
出典 出典確認済み
- 1.Boston Globe: Google DeepMind opening Watertown AI robotics lab (Oct 15, 2026)bostonglobe.com
- 2.Humanoids Daily: Google DeepMind Is Building a New Cambridge-Area Robotics Lab, Aaron Saunders Says (Oct 12, 2026)humanoidsdaily.com
- 3.The Verge: Google DeepMind is building a new robotics lab in Cambridge (Oct 15, 2026)theverge.com
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