トヨタ、来年1月に全社直轄の「トヨタロボティクス」を新設 生産のトップが率いる
トヨタは2027年1月1日付で全社直轄組織「トヨタロボティクス」を新設し、Chief Production Officerの志賀武文氏が組織長を兼ねる。ロボットを将来の重要な事業の柱と位置付けるが、出発点は自社の工場だ。
トヨタ自動車は2027年1月1日付で、全社直轄組織「トヨタロボティクス」を新設し、社内に分散するロボティクス関連の知見・人材・機能を結集する。11月5日に公表した組織改正で、執行役員兼Chief Production Officer(CPO)の志賀武文氏が組織長を兼務するとした。トヨタはロボットを「将来の重要な事業の柱」と位置付ける。
その事業の最初の市場は、トヨタ自身の生産ラインだ。志賀氏はすでに、製造技術の機能を集約するため7月に新設されたモノづくり技術本部の本部長を務めている。リリースによれば、新組織は「モノづくりの現場が抱える課題やニーズを起点に」ロボットの現場展開、実用化、事業化を進める。Car Watchによると、9月にトヨタモーターヨーロッパで開いた投資家向け説明会で、副社長兼CTOの中嶋裕樹氏は、2028年から年間1兆円を投じて既存の60工場を刷新し、TRI(Toyota Research Institute)のLBM(大規模行動モデル)を使うフィジカルAI搭載ロボットを導入すると述べた。トヨタグループが運用するロボットは40万台で、トヨタとグループ会社が15万台、サプライヤーが25万台だ。
同じ日に研究組織を開発側へ統合
同じ組織改正では、研究寄りの2組織もなくなる。未来創生センターは先進技術開発カンパニーとデジタルソフト開発センターに統合される。研究・探索を「独立した組織の中にとどめず」に進めるためだという。CN開発センターはパワートレーンカンパニーに統合する。
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トヨタの言葉は工場の外にも向いている。ロボットを人の仕事を奪う存在ではなく「人に寄り添い」可能性を広げるパートナーとして社会実装したいとし、新組織には「人とロボットが共生する社会」に向けた新たな価値づくりも課した。
9月の時点で中嶋氏が語ったトヨタロボティクスは、工場にロボットを入れるための組織で、率いるのは製造技術のトップだった。1月からは全社直轄となり、任務に事業化が加わる。
出典 出典確認済み
- 1.Toyota Global Newsroom, Nov 5, 2026: 組織改正、および役員・幹部職人事についてglobal.toyota
- 2.Car Watch, Nov 5, 2026: トヨタ、2027年1月1日付で組織改正 トヨタロボティクスを新設し、豊田章男会長は教育本部 本部長を兼任car.watch.impress.co.jp
- 3.Car Watch, Sep 22, 2026: トヨタ、フィジカルAIロボット導入に向け新組織「トヨタ ロボティクス」立ち上げ 志賀武文 モノづくり技術本部長がリーダーにcar.watch.impress.co.jp
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